過去のチャートから学ぶ:底値付近からの初めて安定上昇状態になり、その後下落に転じたところのエントリーはどのようにしますか?

今回は底値付近からの初めて安定上昇状態※1になり、その後下落に転じたところです。あなたは、その後どうなるかを想像し、またどのようになったらエントリーするかを考えてみてください。

過去の事例を見て一緒に考えてみましょう!

1安定上昇状態:移動平均線の株価の高い方から4MA(赤)10MA(緑)30MA(青)の順番でかつ10MA(緑)30MA(青)が上向きの場合のことである。 St-GainではRGB法と称しています。

まず今回の設問である。下図チャートの分析です。月足ー週足ー日足の順番でどのような状態か考えてみましょう!

それでは、今回の設問のチャートを分析していきましょう!

状況:週足:90MA(橙) 長期移動平均の上で短期中期移動平均線4MA(赤)と10MA(緑)が上昇し始め、30MA(青)付近で一旦小さい陰線になりました。日足では状況2850円を超えたた後5日間下落基調

分析

月足:底値圏から上昇後再び下落したものが上昇し始め

週足:一時的な底値圏から上昇3週目で30MA(青)付近で一休み状態。しかし、30MA(青)はまだ傾きが下落基調のまま。

所見

日足は上昇11日目で下落になっている。下落は6日であるのであと1日か2日で下落が止まりそう。その後4MA(赤)が上昇に転じたらエントリするのが普通だが過去の事例を見ながら考えていきましょう。

過去のチャート:その後上昇した銘柄チャート

1332 日水の株価上昇の分析と特徴

状況:週足:90MA(橙) 長期移動平均の上で短期中期移動平均線の集中から4MA(赤)が急激に上昇し始める状況

分析

月足:長らく横ばい後陽線で上昇の兆し

週足:線が集中している状態からのRGBが安定上昇状態になっている。長期線90MA(橙)の上に4MA(赤)10MA(緑)があり間もなく30MA(青)が90MA(橙)を抜く状態である。30MA()の傾きは上向き

所見

25/8/29の状態では上記状態になっているが、ここでのポイントは30MA()の傾きが上向き。そして長期線の上にあるのもポイント!結果ローソク足陽線が4MA(赤)を超え4MA(赤)の傾きが上昇化したポイントでエントリするのが望ましい。その後陰線2本続いたところか4MA(赤)が横ばいになったところで手仕舞い。

多くを望むと怪我をする!

過去のチャート:その後上昇しなかった銘柄チャート

1808 長谷工の株価上昇の分析と特徴

状況:週足:長期線90MA(橙)の上にローソク足はあるが、30MA(青)が上げどまりつつではあるが傾きは上向きでない状況

分析

月足:90MA(橙)30MA(青)の傾きはやや上昇で全体的に線が集中方向

日足:長期線90MA(橙)をローソク足が初めて超えた状態から一山目で一休みで下落方向に転じ、上昇が納まっている状態。

所見

週足から30MA(青)がまだ上昇に転じていないため、強い上昇は望めない。仮にローソク足が4MA(赤)の上であってもここではエントリを躊躇った方が無難な局面。

つまり、週足の30MA()の傾きが重要と思われる。

まとめ

•短期売買の場合、底値付近のエントリは強気の取引は禁物

週足でローソク足が長期移動平均線(90MA(橙))の上であっても中期移動平均線30MA(青)が上向きでなければ、陽線が勢いよく4MA(赤)を超えても期待した上昇にならない場合がある。

従って、週足においてローソク足が90MA(橙)の上で、30MA(青)が上向きの条件下で日足がRGBの安定上昇領域に陽線が勢いよく4MA(赤)を超えたポイントでエントリーするようにしましょう!

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