今週(12/15–12/19)の日経の考察
チャート確認の基本視点
まず、チャートを確認する際は、月足 → 週足 → 日足の順で確認することが重要である。
なぜなら、長期のトレンドを把握した上で短期の値動きを見ることで、相場の位置づけが明確になるからである。
チャートは月足、週足、日足が同時に見れる株シミュレーション㍶のSTSTチャートが便利です。無料お試しで行って確認してください。

今週の見通し
月足
確かに、先月から陰線が続いている。しかしながら、大きな流れは依然として強い。
直近7カ月連続で上昇してきたトレンドは継続しており、先月は陰線となったものの4MA(赤線)の上を維持している。そのため、長期的な上昇トレンドは崩れていないと判断できる。
週足
一方で、週足は直近4週にわたりレンジ相場となっている。
4MA(赤)は3週目で下げ止まり、50000円付近で横ばいとなっている。加えて、10MA(緑)は依然として上昇傾向を維持しており、30MA(青)および90MA(橙)も上向きを保っている。
現在は4MA(赤)と10MA(緑)が接近しており、言い換えれば、次の動きに向けてエネルギーを溜めている局面である。
日足
日足では、ダブルボトムからの上昇が期待された。しかし、51000円を超えることができず下落した。
その後、60MA(紫)の上で節目となる49000円付近で下げ止まり、陽線を伴って反発している。その結果、4MA(赤)は依然下向きであるものの、傾きは徐々に緩やかになっており、下落圧力の弱まりが確認できる。
来週の注目ポイント
現在は移動平均線が集中しており、そのため49000円〜51000円のBOX相場が形成されている。
このレンジを上抜けるのか、あるいは下落に転じるのかは、現時点では方向感が定まっていない状態である。
仮に上昇シナリオとなる場合、51000円に到達し明確に上抜けできれば、結果として安定した上昇局面に移行する可能性が高まる。
一方で、51000円を超えられず反落した場合は、一時的な上昇の後、47000円方向への下落も想定される。
また、BOX相場が継続する可能性も十分に考えられる。
したがって、最終的にはこのレンジ相場から脱却できるかどうかが、来週の最大の注目点となる。

