月足から銘柄を選ぶ方法|移動平均線で勝率を高める実践術

先日のチャート勉強会では「銘柄選びの方法を知りたい」という声を多くいただきました。
そこで本記事では、月足から銘柄を選ぶ方法をテーマに、実例チャートをもとに具体的な手順を解説します。

銘柄選びの精度を上げるためには、
月足 → 週足 → 日足の順番で確認することが重要です。


なぜ月足から銘柄を選ぶのか?

多くの投資家は日足から見始めます。しかし、それでは大局の流れを見誤る可能性があります。

月足を見るメリットは次の3点です。

① 大きなトレンドの転換点が分かる

月足は長期の資金の流れを反映します。
底値圏からの反転は、大きな上昇の初動である可能性が高いです。

② ダマシが少ない

短期足ではノイズが多くなりますが、月足では本格的なトレンドのみが表れやすいです。

③ 勝率の高い銘柄を絞り込める

まず月足で候補を絞り、その後にタイミングを図ることで精度が向上します。


チャート1で見る月足の重要ポイント

(資料:チャート1 4061電化 2020年8月7日時点)

■月足の確認ポイント

資料1ページ目の月足では、ローソク足を外し移動平均線のみを確認しています。

重要なのは以下です。

  • 4MA(赤)が底値をつけた
  • 4MAが上向きに転換
  • 90MA(橙)と接近

これは、長期下落が終わり、上昇初動に入る可能性が高い形状です。


安定上昇状態とは何か?

資料内では「安定上昇状態(※1)」と定義されています。

安定上昇状態の条件

  • 株価の上から順に
    • 4MA(赤)
    • 10MA(緑)
    • 30MA(青)
  • 10MAと30MAが上向き

この並びをSt-Gainでは「RGB法」と呼んでいます。

この形になると、上昇が安定しやすい傾向があります。


週足で上昇の可能性を確認する

月足で候補を選んだら、次に週足を確認します。

チャート1の週足では次の状態でした。

  • もみ合いから陽線で抜けた
  • 4MAは上向き
  • 3本の移動平均線が集中

これは、これからMAの順番が整う直前の状態です。

つまり、安定上昇状態に移行する可能性が高い場面です。


日足でエントリータイミングを図る

最後に日足を確認します。

チャート1では、

  • 前の高値越えの陽線
  • 陽線4日連続
  • 4MAが10MAを上抜け
  • 線が集中し安定上昇状態へ

この条件が揃ったため、エントリー判断となりました。

ここで重要なのは、

月足で銘柄選定
→ 週足で可能性確認
→ 日足でタイミング

という三段階プロセスです。


チャート2で見るイグジット戦略

(資料:チャート2 2020年8月17日時点)

エントリー後、8/17時点で

  • ローソク足が4MA(赤)の下に陰線

となりました。

このためイグジット。

結果は、

  • 確定益:12,700円
  • 利益率:4.62%

と記載されています。

重要なのは、

感情ではなくルールで退出することです。


月足から銘柄を選ぶ具体的手順まとめ

STEP1:月足で探す

  • 4MAが底値をつける
  • 上向きに転換
  • 長期線と接近

STEP2:週足で確認

  • もみ合いからの陽線ブレイク
  • MA集中状態

STEP3:日足でタイミング

  • 前の高値越え
  • MAの順番が整う
  • 陽線継続

STEP4:イグジット

  • ローソク足が4MAを明確に割る

なぜこの方法は勝率が高いのか?

理由は単純です。

  • 長期資金の流れ(機関投資家)
  • 中期トレンドの形成
  • 短期タイミング

をすべて確認しているからです。

どれか一つだけでは不十分です。


まとめ|月足から銘柄を選ぶと安定する

今回の実例から分かることは、

  • 月足で底値転換を捉える
  • 週足で流れを確認する
  • 日足でエントリー精度を上げる

この順番を守ることで、上昇確率は高まります。

感覚ではなく、
移動平均線の並びという客観ルールで判断することが重要です。


もしこのような月足→週足→日足の流れを実際に練習したい場合は、
実際の過去相場を使って何度も検証することが上達の近道です。

相場で安定した成果を出すためには、
「知識」だけでなく「練習」が不可欠です。

まずは、チャートを月足から見る習慣を身につけてみてください。