今週(3/2–3/6)の日経平均テクニカル分析|急落後の反発も下落トレンド入りの可能性
今週の日経平均は、月足では11カ月連続上昇という強い長期トレンドを維持しているものの、週足では陰線が形成され、短期調整入りの兆候が見られた。日足では3月3日に大陰線が出現し、短期移動平均線を大きく割り込む急落が発生し、一時54,000円を割り込んだ。その後は押し目買いにより55,000円台まで回復したものの、相場は依然として不安定な状態にある。来週は54,000円〜55,000円のレンジ相場、もしくはさらなる下落への警戒が必要な局面である。
チャート確認の基本姿勢
チャート分析では、月足・週足・日足の順に確認することが基本である。長期トレンドを把握したうえで中期、短期の動きを確認することで、相場の現在地をより正確に判断することができる。

目次
1 日経平均の長期トレンド(月足)
2 中期トレンド(週足)
3 短期トレンド(日足)
4 今週の相場ポイント
5 来週のシナリオ
6 トレード戦略
7 まとめ
1 日経平均の長期トレンド(月足)
直近の最下点から11カ月連続で上昇しており、長期トレンドは依然として強い状態である。直近4カ月はもみ合いが続いているものの、前回高値52,500円を上抜けた状態を維持している。
また4MA(赤)と10MA(緑)の移動平均線の間隔(乖離率)は安定しており、長期資金は依然として株式市場へ流入していると考えられる。この状態が維持される限り、長期上昇トレンドは継続する可能性が高い。
2 中期トレンド(週足)
週足では4MAと10MAが上昇基調を維持しているものの、直近では傾きがやや緩やかになり始めている。今週のローソク足は陰線となり、4MA(赤)を大きく割り込む場面が見られた。ただし下髭を伴っており、下値では一定の買い需要が存在していることを示している。
3 短期トレンド(日足)
日足では、4MA(赤)、10MA(緑)、30MA(青)、90MA(橙)が順に並ぶパーフェクトオーダーが形成されていたが、3月3日に大陰線が出現し、4MAと10MAを大きく割り込んだ。
その後も陰線が続き、一時54,000円を割り込む場面があった。しかし押し目買いが入り反発し、最終的には55,000円台まで回復した。ただし、相場は依然として不安定な状態である。
4 今週の相場ポイント
先週までは59,000円突破を試す強い上昇局面であったが、米国によるイラン攻撃の報道がトリガーとなり、相場は一転して売り優勢となった。
来週は
54,000円〜55,000円のレンジ相場となる可能性もあるが、テクニカル的にはさらなる下落の可能性の方が高いと考えられる。
過去の暴落パターンを見ると、頂点から5〜9日程度下落した後、一時的な反発を挟み、その後再び9日前後の下落局面に入るケースが多い。今回の相場も同様のパターンとなる可能性がある。
したがって来週は
どこまで下落するかが最大のポイントとなる。
目安としては次の通りである。
・52,000円付近 → コロナ暴落時に近い下落規模
・50,000円付近 → 近年最大級の調整局面
となる可能性がある。
そのため今月は、現物投資家と信用取引トレーダーそれぞれに応じた戦略が必要となる局面である。
相場のポイントをまとめると、次の3点である。
① 中東情勢による急落
② 短期移動平均線割れ
③ 押し目買いによる反発
5 来週のシナリオ
上昇シナリオ(可能性は低い)
56,000円を回復すれば再び上昇トレンドへ戻る可能性がある。
下落シナリオ(可能性が高い)
54,000円を明確に割り込めば下落が加速する可能性がある。
6 トレード戦略
現物投資
押し目を待つ局面である(再来週以降になる可能性もある)。
信用取引
短期的には空売りチャンスとなる局面も考えられる。
7 まとめ
来週は54,000円〜55,000円のレンジ相場、もしくはさらなる下落への警戒が必要な局面である。
トレンド予想は下降方向であるため、来週は相場状況を慎重に見極める必要がある。特に中東情勢に注視し、トレンドを大きく転換させるような米国発のニュースが発生するかどうかを確認することが重要である。
最後に
相場分析は知識だけではなく、実際に検証することが重要である。
株式トレードの技術を身につけるには、チャートを使った練習が不可欠である。そのためのツールが 株式トレードシミュレーション「St-Gain」である。
初心者でも実際のチャートを使いながらトレード練習を行うことができる。
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