今週(3/30–4/3)の日経平均テクニカル分析|90MA攻防のもみ合いと下落転換の分岐点
今週の日経平均は、月足では長期上昇トレンドを維持しているものの、週足・日足では下向きが進み調整局面に入り始めている。日足では51,000円〜54,000円のレンジでもみ合い、90MAを中心に方向感の乏しい展開となっている。30MAと60MAの接近も進み、下落パターンへの移行が意識される局面である。来週はレンジ継続か、50,000円割れによる下落加速かの分岐点である。

チャート確認の基本姿勢
チャート分析は、月足・週足・日足の順に確認することが基本である。長期トレンドを把握したうえで中期、短期の動きを確認することで、相場の現在地と方向性をより正確に判断することができる。
目次
1 日経平均の長期トレンド(月足)
2 中期トレンド(週足)
3 短期トレンド(日足)
4 今週の相場ポイント
5 来週のシナリオ
6 トレード戦略
7 まとめ
1 日経平均の長期トレンド(月足)
直近の最下点から11カ月連続で上昇しており、長期トレンドは依然として強い状態である。ただし4MA(赤)の傾きはやや緩やかになっており、高値圏での勢いの鈍化が見られる。
4MA(赤)と10MA(緑)の移動平均線の間隔(乖離率)は安定しており、長期資金は株式市場へ流入している状態である。この構造が維持される限り、長期上昇トレンドは継続すると考えられる。
一方で中東情勢の長期化リスクが存在しており、外部要因によるトレンド変化には注意が必要である。
2 中期トレンド(週足)
週足では4MA(赤)が下降トレンドへ転換している。ローソク足は10MA(緑)を割り込みつつ、2週連続で30MA(青)付近で下髭陽線を形成している。
これは下値では買いが入る一方で、上値は抑えられている状態を示している。4MAの下降は継続しているが、傾きはやや緩やかになっており、一時的な調整局面とも解釈できる。
3 短期トレンド(日足)
日足では4MA(赤)と10MA(緑)がともに下降方向となっている。ローソク足は下限51,000円、上限54,000円のレンジで推移し、90MA(橙)を中心としたもみ合い状態となっている。
また30MA(青)と60MA(紫)が接近しており、移動平均線の順序が崩れつつある。これは本格的な下落トレンド入り直前の典型的な形である。
したがって短期的には方向感のないレンジであるが、構造的には下方向への圧力が強まっている局面である。
4 今週の相場ポイント
今週は90MA(橙)付近でのもみ合いが続き、51,000円〜53,000円のレンジ相場となっている。市場は明確な方向性を見いだせていない状態である。
背景には中東情勢の不透明感があり、米国・イランの戦況次第で上昇・下落どちらにも振れやすい局面となっている。
現在は移動平均線が集中しつつある状態であり、この状態の後は上昇または下落のどちらかへ大きく動く傾向がある。
5 来週のシナリオ
上昇シナリオ(可能性は低い)
53,000円付近の90MA(橙)を支持線として反発する可能性はあるが、中東情勢の改善が前提となる。
下落シナリオ(可能性は中)
50,000円を明確に割り込めば下落が加速する可能性がある。
もみ合いシナリオ(可能性が最も高い)
52,000円前後でのレンジ継続(90MA付近)
6 トレード戦略
現在はWTI原油の価格変動が大きく、株式市場のボラティリティも高い局面である。一部のトレーダーは積極的に売買を行うが、一般的な個人投資家は無理に参加すべきではない。
「休むも相場」である。相場の方向性が明確になるまで待つことが重要であり、もしくは個別銘柄の明確なトレンド局面のみを狙うべきである。
7 まとめ
来週は51,000円〜54,000円のレンジ相場、もしくは50,000円を明確に割り込むことで下落が加速する可能性がある局面である。
現状はもみ合い、または下落トレンドへの移行局面であり、慎重な判断が求められる。特に中東情勢や米国発のニュースには引き続き注意が必要である。
最後に
相場分析は知識だけではなく、実際に検証することが重要である。
株式トレードの技術を身につけるには、チャートを用いた反復練習が不可欠である。そのためのツールが『株式トレードシミュレーション「St-Gain」』である。
過去の暴落パターン(例:2015年〜2016年の中国発下落相場)を学習することで、回避や売り戦略の精度を高めることができる。
初心者でも実際のチャートを使いながらトレード練習が可能である。
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※最終的な投資判断は必ずお客様ご自身の責任と判断により行っていただきますようお願いいたします。


