【2026年7月6日~10日】日経平均考察|7万円超え後の反落と6万8,000円前後の下げ止まりを月足・週足・日足で読む
今週の日経平均は、週初に7万円を超えて始まったものの、その後は上値が重く下落傾向となった。月足では上昇基調を維持している一方、週足・日足では4MAの勢いが弱まり、6万8,000円前後で下げ止まるかが焦点である。来週は6万6,000円~6万9,000円のもみ合いを想定し、反転上昇のサインを見極める局面である。
今週(2026年7月6日~7月10日)の日経平均の考察
日経平均を分析する際は、短期的な値動きだけで判断するのではなく、月足、週足、日足の順番で確認することが重要である。
月足で長期トレンドの方向を確認し、週足で中期的な勢いを把握し、最後に日足で来週の具体的なシナリオを考える流れである。
先週のシナリオに対する評価
先週の分析では、今週の相場についても引き続き「もみ合い」と「下落」の可能性を中心に想定し、上昇シナリオの可能性は低いと予想していた。
実際には、週初に70,000円を超えて寄り付いたものの、その後は上値を維持できず、下落傾向の相場となった。7月10日金曜日は寄付きで上昇したが、ローソク足は小さなコマとなり、買いと売りが拮抗する形で終えている。
依然として上値の重い展開ではあるが、7月9日木曜日以降は下げ止まりの兆しも見える。そのため、下落またはもみ合いを中心に想定した先週のシナリオは、おおむね合致したと評価できる。

目次
- 日経平均の長期トレンド(月足)
- 日経平均の中期トレンド(週足)
- 日経平均の短期トレンド(日足)
- 今週の相場ポイント
- 来週のシナリオ
- トレード戦略
- まとめ
1.日経平均の長期トレンド(月足)
月足では、直近の最安値から10か月連続で上昇した後、陰線によって4MA(赤)を一時的に割り込んだ。しかし、その後は再び陽線となり、2か月連続で上昇基調を取り戻している。
4MA(赤)も再び勢いを盛り返しており、長期トレンドは依然として強い上昇基調である。
また、4MA(赤)と10MA(緑)の間隔は比較的安定しており、移動平均線の形にも大きな崩れは見られない。
一方で、上昇期間は14か月目に入っている。長期的には強い相場であるものの、上昇が長く続いている局面では、利益確定売りや調整局面への警戒も必要である。
したがって、月足では上昇基調を維持しているが、高値圏に近い位置であることを意識しながら、週足と日足で短期的な変化を確認する必要がある。
2.日経平均の中期トレンド(週足)
週足では、大陽線をつけた後、緩やかな下落に移行している。
30MA(青)の上に4MA(赤)と10MA(緑)が位置しており、中期的な上昇トレンドはまだ崩れていない。ただし、4MA(赤)の傾きはやや緩やかになっており、上昇の勢いは以前より弱まっている。
今週のローソク足は、7月8日水曜日を安値として、その後やや戻す形となった。その結果、週足では下髭を伴う陰線となっている。
これは、週の途中までは売り圧力が強かったものの、安値圏では買いも入り始めたことを示している。
ただし、下髭が出たからといって、すぐに上昇転換が確定したわけではない。来週の週足が陽線となり、4MA(赤)が再び上向きに変化するかどうかが重要な確認ポイントである。
3.日経平均の短期トレンド(日足)
日足では、6月22日月曜日に一度72,000円を超えた後、上値を維持できず、下落傾向が続いている。
その後、4MA(赤)は波打ちながらも緩やかに下降しており、短期的には上値の重い展開である。
今週は、週初に70,000円を超えて寄り付いたものの、その後は売りに押される展開となった。日足では陰線が目立ち、買いよりも売りの圧力が強い週であったといえる。
一方で、7月9日木曜日以降は下げ止まりの兆しも見られる。7月10日金曜日は寄付きで上昇したが、ローソク足はコマとなり、方向感はまだ定まっていない。
移動平均線では、4MA(赤)と10MA(緑)が交差した後に下降している。ただし、10MA(緑)はやや横ばい気味になっており、下落の勢いが弱まりつつある可能性もある。
現在の日足では、6万8,000円前後を中心に、下げ止まりからもみ合いへ移行するかどうかを確認する局面である。
4.今週の相場ポイント
今週の最大のポイントは、週初に70,000円を超えたにもかかわらず、その水準を維持できなかったことである。
70,000円台で上値を抑えられたことにより、短期的には利益確定売りが出やすい状態となった。その後、日足では陰線が多くなり、4MA(赤)も下向きを維持している。
一方で、7月9日木曜日以降は下げ止まりの兆しも見える。6万8,000円前後では買いが入りやすく、ここを明確に割り込むか、踏みとどまるかが来週の重要な分岐点となる。
来週の注目価格帯は、次の2つである。
- 上値の目安:69,000円~70,000円付近
- 下値の目安:66,000円~68,000円付近
69,000円~70,000円付近を再び上抜けできれば、上昇再開の可能性が出てくる。
一方で、66,000円台まで下落し、そこでも下げ止まれない場合は、もう一段の下落に注意が必要である。
5.来週のシナリオ
上昇シナリオ:可能性あり
月足では上昇基調が継続しており、長期トレンドはまだ崩れていない。
週足でも、30MA(青)の上に4MA(赤)と10MA(緑)が位置しているため、中期的な上昇の形は維持されている。
日足では、72,000円付近でダブルトップを形成した後に下落傾向となった。ただし、最初の高値から7月10日までのローソク足は15本程度となっており、そろそろ下落が一服する可能性も出てきている。
来週前半に陽線が続き、4MA(赤)が下げ止まりから横ばい、または上向きへ変化するようであれば、再び上昇を試す可能性がある。
その場合は、まず69,000円付近を回復できるかが重要である。さらに70,000円を明確に上抜けることができれば、短期的な上昇シナリオの信頼度は高まる。
ただし、現時点では日足の4MA(赤)がまだ下向きであるため、上昇シナリオは「可能性あり」にとどめ、確認を重視する局面である。
もみ合いシナリオ:可能性が高い
来週もっとも可能性が高いのは、6万6,000円~6万9,000円付近でのもみ合い相場である。
日足では、4MA(赤)が下向きを維持している一方で、10MA(緑)は下げ止まりから横ばいに近づいている。このまま下落の勢いが弱まれば、30MA(青)、10MA(緑)、4MA(赤)が近い位置に集まり、方向感の出にくい相場になる可能性がある。
その場合、相場は一方的に上昇するのではなく、6万8,000円前後を中心に上下する展開が考えられる。
もみ合い相場になるかどうかは、来週前半の値動きで判明する可能性が高い。
陽線が続いて69,000円台を回復するのか、それとも陰線が続いて66,000円台へ下落するのかを確認する必要がある。
下落シナリオ:可能性あり
今週は4MA(赤)が下落傾向を維持しており、日足のローソク足も一度30MA(青)を割り込む場面があった。
そのため、来週前半に買いが続かない場合は、2~3日程度の下落が続く可能性もある。
特に、6万8,000円前後を明確に下回り、さらに66,000円付近でも下げ止まらない場合は、下落シナリオを強く意識する必要がある。
ただし、月足と週足の上昇基調はまだ崩れていないため、現時点では大きな下落を最優先に考える場面ではない。
下落した場合でも、下髭陽線や連続陽線が出るかどうかを確認し、反転のサインを見極めることが重要である。
6.トレード戦略
来週は、6万6,000円~6万9,000円付近でのもみ合い相場を基本シナリオとして考える局面である。
短期的には4MA(赤)が緩やかな下落傾向を示しているため、すぐに強い上昇へ転じると判断するのは早い。
一方で、7月9日木曜日以降は下げ止まりの兆しもあり、ここから反転上昇へ向かう可能性もある。
したがって、来週は次の3点を確認する必要がある。
- 6万8,000円前後で下げ止まるか
- 4MA(赤)が横ばいから上向きへ変化するか
- 6万9,000円~7万円を再び上抜けられるか
もみ合い相場では、レンジの中央で慌てて判断するよりも、上限または下限でどのようなローソク足が出るかを確認することが重要である。
6万8,000円前後で下髭陽線や連続陽線が出れば、反転上昇の可能性が高まる。
反対に、6万8,000円を明確に割り込み、陰線が続く場合は、下落継続を警戒する必要がある。
7.まとめ
来週の日経平均は、引き続き上値の重い展開が想定される。ただし、今週後半には下げ止まりの兆しも見られたため、下落が一服する可能性もある。
月足では上昇基調が継続しており、長期トレンドはまだ強い。一方で、週足と日足では上昇の勢いが弱まり、短期的にはもみ合いまたは下落に注意する局面である。
来週は、6万6,000円~6万9,000円の範囲で推移する可能性が高いと考えられる。
その後、6万8,000円前後で下げ止まり、4MA(赤)が上向きへ転じれば、再び上昇を試す展開が期待できる。
一方で、6万8,000円を明確に割り込み、66,000円台でも下げ止まらない場合は、もう一段の下落に注意が必要である。
今後は、下落後の反転上昇のきっかけを見極めるため、ローソク足と移動平均線の変化を注視する必要がある。
初心者向け概要
今週の日経平均は、週の初めに70,000円を超えたものの、その後は下落する流れとなった。ただし、週の後半には下げ止まりのような動きも見られたため、来週はさらに大きく下がるのか、それともいったん落ち着くのかを確認する場面である。初心者は、上がったからすぐ買う、下がったからすぐ売るのではなく、6万8,000円前後で下げ止まるかをよく見ることが大切である。
最後に
相場分析は、知識を覚えるだけでなく、実際のチャートを使って検証することが重要である。
過去のさまざまなパターンを繰り返し練習することで、一瞬のサインを見逃さない技術を身につけることができる。
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実際の資金を使う前に、過去チャートで判断力を鍛えることが、安定したトレード技術を身につける第一歩である。
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