今週の日経相場の考察(2026年9月14日~9月18日)

今週の日経相場のチャートを分析する際は、目の前の日足だけではなく、月足→週足→日足の順番で確認することが重要です。

月足で長期的な方向を確認し、週足で中期的な流れを把握し、最後に日足で現在の相場が上昇・下落・もみ合いのどこに位置するのかを判断します。

2026年9月18日時点の今週の日経相場では、先週まで下向きだった4MA(赤)が反転し、上向きへ変化し始めています。

一方で、30MA(青)、60MA(紫)、90MA(橙)が65,000~66,000円付近に集まっており、今後この移動平均線が集中する価格帯を上抜けられるかどうかが大きなポイントです。

今週は「下落がどこで止まるか」を見る段階から、「反発が本格的な上昇へつながるか」を確認する段階へ移ったと考えています。

株式相場の行方を視る場合に今週の日経相場を分析することは非常に重要です。しっかり分析する力を養いましょう。


初心者向け|今週の日経相場を簡単に説明すると

先週の日経平均は下落していましたが、今週は下げ止まり、週の後半から上昇へ転じました。

特に注目したいのが、短期的な値動きを示す4MA(赤)が下向きから上向きへ変わったことです。

これは、

「売る力が弱まり、買う力が少しずつ強くなってきた」

と考えることができます。

ただし、現在の65,000~66,000円付近には複数の移動平均線が集まっています。

つまり、ここから上昇するためには、この価格帯を越える必要があります。

来週は、

①66,000円付近を上抜けるのか
②66,000円付近でもみ合うのか
③再び63,000~64,000円方向へ下落するのか

を見ることが重要です。

初心者の方は「上がりそうだから買う」ではなく、4MAが上向きを維持し、ローソク足が複数の移動平均線を上回れるかを確認すると、相場の方向を判断しやすくなります。


先週のシナリオに対する評価

先週の考察では、

「63,000円付近で下げ止まるのか、それとも62,000円前後まで下落するのか」

を重要なポイントとしていました。

実際には、63,000円付近で下げ止まり、その後反発へ転じています。

この動きは、先週の記事で示した図3のシナリオでも想定していた値動きの一つです。

さらに今週は、4MA(赤)が下向きから上向きへ変化し始めています。

したがって、「63,000円付近で下げ止まり、その後反発する」という先週のシナリオについては、おおむね想定に沿った値動きになったと評価します。

ただし、反発が始まったことと、本格的な上昇トレンドへ転換したことは同じではありません。

今後は、65,000~66,000円付近に集中している中長期移動平均線を上抜けられるかが次の判断材料となります。


目次

  1. 今週の日経相場の長期トレンド(月足)
  2. 今週の日経相場の中期トレンド(週足)
  3. 今週の日経相場の短期トレンド(日足)
  4. 今週の日経相場ポイント
  5. 来週のシナリオ
  6. トレード戦略
  7. まとめ

図1は、2026年9月18日時点の日経225の月足・週足・日足チャートです。以下、月足→週足→日足の順番で分析します。

図1は、2026年9月18日時点の今週の日経相場の月足・週足・日足チャートです。今週の日経相場の月足・週足・日足チャート。月足から長期トレンド、週足から中期トレンド、日足から短期的な反発を確認します。

1.今週の日経相場の長期トレンド(月足)

月足では、直近の最安値から長期間上昇したあと、一度陰線となり4MA(赤)を割りました。

その後再び上昇する場面がありましたが、直近では上昇の勢いが弱まり、調整局面となっています。

4MAは長期上昇の勢いが鈍化していますが、10MA(緑)、30MA(青)、60MA(紫)などの中長期移動平均線は依然として長期上昇の影響を残しています。

したがって月足では、

「長期上昇トレンドの中で調整が続いている状態」

と考えています。

現時点では長期トレンドが完全に下落へ転換したとは判断していませんが、短期的な反発だけを見てすぐに強い上昇相場へ戻ったと判断するのも早い段階です。


2.今週の日経相場の中期トレンド(週足)

週足では、大きく上昇したあとに下落し、4MA(赤)が10MA(緑)を下回る状態となっています。

しかし、直近では4MAの下向きの勢いが弱くなっています。

また、ローソク足、4MA、10MAは依然として30MA(青)より上側に位置しています。

ここで注目したいのが4MAの安値です。

4MAは高値を切り下げていますが、安値については大きく切り下がっておらず、ダブルボトムに近い形を形成しているようにも見えます。

このため週足では、

「中期的な下落の勢いが弱まり、反発の可能性を探る局面」

と考えています。

ただし、まだ4MAが明確な上昇トレンドへ戻ったわけではありません。

今後、4MAが上向きへ変化し、10MAとの位置関係が改善するかを確認する必要があります。


3.今週の日経相場の短期トレンド(日足)

日足では、週前半まで下落が続きましたが、その後は下げ止まり、週後半から上昇へ転じています。

最も重要な変化は、4MA(赤)が下向きから上向きへ転換し始めたことです。

図2は今週の日経相場における日足の移動平均線のみを表示したチャート。4MAの反転と30MA・60MA・90MAが65,000~66,000円付近に集中していることを確認します。

図2は、日足のローソク足を取り除き、移動平均線だけを表示したチャートです。それぞれの移動平均線の傾きや位置関係が分かりやすくなっています。現在の状態を整理すると次のようになります。

移動平均線9月18日時点の状態判断
4MA(赤)下向きから上向きへ転換短期反発の兆候
10MA(緑)下向きから横ばい方向下落の勢いが鈍化
30MA(青)ほぼ横ばい中期的な方向感が弱い
60MA(紫)緩やかな下向き上値抵抗となる可能性
90MA(橙)ほぼ横ばい~緩やかな上向き長期的な下支え要因

そして、もう一つ重要なのが、

30MA・60MA・90MAが65,000~66,000円付近に集中していること

です。

4MAは現在、この移動平均線が集まる価格帯へ向かっています。

したがって、ここからは4MAが上向いたことだけを見るのではなく、ローソク足と4MAが複数の中長期移動平均線を上抜けられるかがポイントになります。


4.今週の日経相場ポイント

今週最大のポイントは、先週までの下落が63,000円付近で一旦止まり、4MAが上向きへ転換したことです。

これは短期的な反発サインとして注目できます。

しかし、65,000~66,000円付近には30MA、60MA、90MAが集中しています。

つまり現在は、

「下げ止まり確認」から「上値抵抗を突破できるか確認する段階」

へ移っています。

図3: 今週の日経相場からの想定シナリオ。66,000円付近から上昇継続、もみ合い後の上昇、再下落の3方向を想定しています。

図3でも、現在の位置から複数のシナリオが考えられます。一つはそのまま上昇するパターン。

もう一つは66,000円付近で一旦もみ合ったあと上昇するパターン。

そして、66,000円付近を突破できず、再び下方向へ向かうパターンです。

したがって来週は、66,000円付近の攻防が最も重要なポイントになります。


5.来週の日経平均の3つのシナリオ

上昇シナリオ【注目するシナリオ】

4MAは下向きから上向きへ転換し、ローソク足も4MAより上側で推移し始めています。

そのため、来週前半も反発の流れが続き、まず66,000円付近を試す展開を想定します。

重要なのは、その後です。

66,000円付近には30MA・60MA・90MAなど複数の移動平均線があります。

ここをローソク足が明確に上抜け、4MAも上向きを維持した場合には、上昇の勢いが強くなる可能性があります。

図2のように複数の移動平均線が比較的近い位置に集まっている局面では、方向が決まったあと値動きが大きくなることもあります。20260918_今週の相場.pptxPPTX

66,000円付近を明確に上抜けた場合には、次の価格帯として68,000~69,000円付近も意識されます。


もみ合いシナリオ

来週前半に上昇しても、66,000円付近で30MA・60MA・90MAに上値を抑えられる可能性があります。

この場合、

65,000~66,000円付近で一旦もみ合う

展開が考えられます。

もみ合いになった場合には、4MAが横ばいになってしまうのか、それとも上向きを維持するのかを確認します。

4MAが上向きを維持したまま価格が横ばいになれば、その後上方向へ抜ける可能性があります。

一方、4MAが再び下向きになれば、下落シナリオへの移行に注意が必要です。


下落シナリオ

反発して66,000円付近まで上昇したとしても、中長期移動平均線を上抜けられず、再び下落する可能性もあります。

この場合には、再び64,000円付近、さらに63,000円付近を試す展開も想定します。

ただし、現時点では4MAが上向きへ変化し始めているため、下落するとしても、まずは現在の反発がどこまで続くかを確認することが重要です。

再下落した場合には、前回の63,000円付近を割るのか、それともそこで再び反発して二番底を形成するのかが次の注目点になります。


過去の類似チャートから考える

今回の類似チャートでは、

下落→4MA反転→その後の上昇

という共通点を持つ3つの局面を確認します。

ただし、過去の値動きがそのまま現在に再現されるわけではありません。

重要なのは、「似た形からその後どのような展開が起こったか」を複数確認することです。


(1)図4:2014年5月14日前後

図4: 2014年5月14日前後の日経225類似チャート。これは今週の日経相場に類似したチャートです。下落後に4MAが反転し、その後上昇した例です。

図4では、下落が続いたあと、4MAが下げ止まり反転しています。

その後、ローソク足は短期間でもみ合ったあと、大きく上昇しています。特に注目したいのは、上昇開始後に10MAも上向きとなり、その後30MAなどの中期移動平均線を上抜けている点です。

今回も、4MAの反転だけではなく、10MAが上向きへ変化するかが重要になります。


(2)図5:2009年9月30日前後

図5: 2009年9月30日前後の日経225類似チャート。これは今週の日経相場に類似したチャートです。下落後に4MA・10MAが反転し、中長期移動平均線を上抜いて上昇した例です。

図5では、一度大きく下落したあと、4MAが急反転しています。

その後は10MAも上向きとなり、ローソク足が複数の移動平均線を上抜けながら大きく上昇しています。この例では、

「下落→急反発→中長期移動平均線突破→上昇継続」

という流れになっています。

今回の日経平均でも、66,000円付近に集中する移動平均線を突破できれば、このような上昇パターンに近づく可能性があります。


(3)図6:2023年10月10日前後

図6: 2023年10月10日前後の日経225類似チャート。大きな下落後に反発し、複数の移動平均線を上抜いた例です。

図6では、強い下落のあと4MAが反転し、その後急速に上昇しています。

ローソク足も中長期移動平均線を一気に上抜けています。この例から分かるのは、短期移動平均線が反転したあと、複数の移動平均線が集中している価格帯を突破すると、値動きが大きくなる場合があることです。


3つの類似チャートから分かること

今回の3例には共通する特徴があります。

①下落が続く
②4MAが底をつける
③4MAが上向きへ変わる
④10MAも次第に上向く
⑤中長期移動平均線を突破する
⑥上昇が強まる

という流れです。

現在の日経平均は、この中の③「4MAが上向きへ変わり始めた段階」に近いと考えています。

つまり、まだ⑤や⑥まで進んだわけではありません。

したがって来週は、

10MAが上向くか
66,000円付近の中長期移動平均線を突破できるか

を確認することが重要です。

このように「現在が過去パターンのどの段階に位置するのか」を明示すると、読者だけでなく、LLMOやAI Overviewにも記事の分析内容が伝わりやすくなります。


6.トレード戦略

来週前半は、現在の4MA上向きの流れが続くかを確認します。

ただし、66,000円付近には複数の移動平均線が集中しています。

そのため、66,000円付近まで上昇したという理由だけで、さらに上昇すると決めつけることは避けたいところです。

順張りを基本とする場合には、

4MAの上向き継続
10MAの上向き転換
ローソク足が30MA・60MA・90MAを上抜く

といった変化を確認する方法があります。

一方、66,000円付近でもみ合いに入った場合には、方向が明確になるまで様子を見ることも選択肢です。

さらに上方向へ抜けた場合には68,000~69,000円付近を意識します。

反対に下方向へ抜けた場合には、64,000円、63,000円付近を再び確認する可能性があります。

重要なのは、一つの未来を決めつけるのではなく、複数のシナリオを想定し、実際のチャート変化に応じて判断することです。


7.まとめ|来週は66,000円付近を突破できるかに注目

2026年9月14日~18日の日経平均では、先週までの下落が一旦止まり、4MAが下向きから上向きへ転換し始めました。

これは短期的には重要な変化です。

一方、65,000~66,000円付近には30MA・60MA・90MAが集中しています。そのため来週は、

①4MAが上向きを維持できるか
②10MAが横ばいから上向きへ変化するか
③66,000円付近の中長期移動平均線を上抜けられるか

の3点が重要です。

66,000円付近を明確に突破すれば、68,000~69,000円方向への上昇余地が広がります。

一方、突破できなければもみ合い、あるいは63,000~64,000円付近を再び試す可能性もあります。

したがって、来週は「上昇するかどうか」だけではなく、「66,000円をどう通過するか」を確認する週になると考えています。


図の説明

図1: 2026年9月18日時点の日経225の月足・週足・日足チャート。月足から長期トレンド、週足から中期トレンド、日足から短期的な反発を確認します。

図2: 2026年9月18日時点の日経225日足の移動平均線のみを表示したチャート。4MAの反転と30MA・60MA・90MAが65,000~66,000円付近に集中していることを確認します。

図3: 2026年9月18日時点からの想定シナリオ。66,000円付近から上昇継続、もみ合い後の上昇、再下落の3方向を想定しています。

図4: 2014年5月14日前後の日経225類似チャート。下落後に4MAが反転し、その後上昇した例です。

図5: 2009年9月30日前後の日経225類似チャート。下落後に4MA・10MAが反転し、中長期移動平均線を上抜いて上昇した例です。

図6: 2023年10月10日前後の日経225類似チャート。大きな下落後に反発し、複数の移動平均線を上抜いた例です。


最後に|相場分析は予想よりも「確認と検証」が重要です

相場分析では、知識だけではなく、実際の過去チャートを使って繰り返し検証することが重要です。

今回取り上げた2014年、2009年、2023年のチャートでも、下落後に4MAが上向きへ変わり、その後上昇しています。

しかし、上昇までの期間や値動きはそれぞれ異なります。

そのため、

「4MAが上向いたから必ず上昇する」

と考えるのではなく、

4MAの上向きが続くか、10MAも上向くか、中長期移動平均線を突破できるか

を順番に確認することが重要です。

過去のさまざまな相場を使って練習することで、こうした小さな変化を見逃さず、根拠を持って売買判断する力を身につけることにつながります。

株式トレードシミュレーション「St-Gain」では、初心者の方でも過去の実際のチャートを使いながら、こうした相場判断を繰り返し練習できます。

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