今週の日経相場|2026年9月28日~10月2日の日経平均を分析
今週の日経相場のチャートを分析するときは、目先の日足だけを見るのではなく、月足→週足→日足の順番で確認することが重要です。
まず月足で長期的な方向を確認し、次に週足で中期的な流れ、最後に日足で現在のトレンドを確認します。
今週の日経相場では、先週まで重要な上値抵抗となっていた66,000円付近を上抜け、その後69,000円付近まで上昇しました。
日足ではローソク足が90MA(橙)を上回り、4MA(赤)と10MA(緑)も明確に上向いています。
特に注目したいのは、4MAと10MAが一定の間隔を保ちながら、ともに右肩上がりで推移していることです。
この状態は、短期的な上昇の勢いが比較的強い局面と判断しています。
さらに週足でも4MAと10MAが接近しており、中期的にも上昇方向への変化が見え始めています。 261002今週の日経相場
したがって現在は、
「下落から反発した局面」から「上昇トレンドを維持できるか確認する局面」
へ移ったと考えています。
一方、69,000円付近は8月の高値に近く、70,000円という大きな節目も控えています。
来週は、69,000~70,000円を突破できるかが最大のポイントです。
初心者向け|今週の日経相場を簡単に説明すると
今週の日経平均は、これまで上昇を抑えていた66,000円付近を突破し、69,000円近くまで上昇しました。
初心者の方が特に注目したいのは、次の3点です。
①ローソク足が90MAより上へ出たこと
②4MAと10MAがともに上向いていること
③4MAと10MAが一定の間隔を保ちながら右肩上がりになっていること
です。
簡単に言えば、
「短期的には買う力が強くなり、上昇の流れが比較的安定している状態」
と考えることができます。
ただし、現在は69,000~70,000円という重要な価格帯まで上昇しています。
この付近は以前の高値にも近いため、
そのまま上昇するのか
いったんもみ合うのか
一時的に下落するのか
を確認する必要があります。
初心者の方は「上がっているからすぐ買う」のではなく、70,000円を突破できるのかを確認することが重要です。
先週のシナリオに対する評価
先週の考察では、66,000円を上抜けるのか、それとも再び下へ戻るのかを重要な分岐点としていました。
そして、
66,000円を明確に上抜けた場合には、69,000円前後まで上昇する可能性がある
というシナリオを想定していました。
実際の今週の日経相場では、66,000円を上抜け、その後69,000円付近まで上昇しています。
したがって、
「66,000円突破→69,000円付近まで上昇」
という先週のシナリオについては、実際の値動きとおおむね一致したと評価しています。
ただし、重要なのは予想が当たったことだけではありません。
66,000円付近には複数の移動平均線が集中していました。
その価格帯を明確に上抜けたことで、短期的な相場の方向性が変化したことを確認できた点が重要です。
現在は、次の判断ポイントが69,000~70,000円へ移っています。
目次
1.今週の日経相場の長期トレンド(月足)
2.今週の日経相場の中期トレンド(週足)
3.今週の日経相場の短期トレンド(日足)
4.今週の日経相場ポイント
5.来週のシナリオ
6.トレード戦略
7.まとめ
図1は、2026年10月2日時点の日経225の月足・週足・日足チャートです。

以下、月足→週足→日足の順番で分析します。
1.今週の日経相場の長期トレンド(月足)
月足では、直近の安値から10カ月連続で上昇したあと、一度陰線となって4MA(赤)を割りました。
その後は再び陽線となり、上昇基調を取り戻す動きとなっています。
9月の月足は、一時大きく値を下げる場面がありましたが、最終的には長い下ヒゲを伴って戻しています。
これは、下値では買いが入ったことを示す形の一つです。
10月はまだ始まったばかりですが、現時点のローソク足は4MAより上側に位置しています。
今後、10月の月足が4MAより上側で陽線を維持して終えることができれば、月足レベルでも再び上昇基調が強まる可能性があります。
ただし、10月はまだ始まったばかりです。
そのため、現在の陽線だけで月足の上昇を確定したとは判断せず、月末まで4MAより上を維持できるかを継続して確認する必要があります。
2.今週の日経相場の中期トレンド(週足)
週足では、4週間の下落後、陽線が3本続いており、反発が継続しています。
4MA(赤)は下向きから下げ止まり、上向きへ変化し始めています。
10MA(緑)についても下落が止まり、上向きへ転換する動きが見られます。
図2の週足拡大図を見ると、4MAと10MAがかなり接近しています。 261002今週の日経相場
今後4MAが10MAを明確に上抜けば、短中期的な上昇方向への変化がより分かりやすくなります。
また、週足4MAの安値を見ると、以前の安値より高い位置で反転しており、下値切り上げの形になっています。
さらに8月から9月にかけては、二つの安値を形成したあと反発しており、ダブルボトムに近い形として見ることもできます。
したがって週足では、
「下落局面から反発局面へ移り、上昇トレンドへの転換を確認している段階」
と考えています。
ただし、ローソク足は8月につけた69,000円前後の高値へ接近しています。
そのため、上昇サインだけではなく、前回高値付近で上値を抑えられる可能性にも注意が必要です。
3.今週の日経相場の短期トレンド(日足)
日足では、今週大きな変化がありました。
ローソク足が、これまで上値抵抗として意識されていた90MA(橙)を上回っています。
さらに、4MA(赤)と10MA(緑)がともに上向いています。
図2の移動平均線を見ると、現在の状態は次のように整理できます。

| 移動平均線 | 10月2日時点の状態 | 判断 |
| 4MA(赤) | 強い上向き | 短期的な上昇が鮮明 |
| 10MA(緑) | 上向き | 4MAに追随して上昇 |
| 30MA(青) | ほぼ横ばい | 中期線は方向転換を確認中 |
| 60MA(紫) | ほぼ横ばい | 中期的にはまだ方向感が弱い |
| 90MA(橙) | 緩やかな上向き | 長期的な下支え |
特に重要なのが、4MAと10MAの関係です。
現在、4MAと10MAは大きく離れすぎることなく、一定の間隔を保ちながらともに右肩上がりで推移しています。
これは4MAだけが一時的に急上昇している状態とは異なります。
10MAも4MAに追随して上昇しているため、
短期的な上昇の勢いが比較的強く、安定している状態
と判断しています。
さらに4MAは90MAを上抜け、10MAも90MAへ近づいています。
したがって現在の日足では、
「ローソク足が90MAより上に位置し、4MAと10MAが一定の間隔を保ちながら上向いている」
ことが、今週の大きな特徴です。
4.今週の日経相場のポイント
今週の日経相場では、特に次の4点に注目しています。
①ローソク足が90MA(橙)を上抜けたこと
②4MA(赤)と10MA(緑)が一定の間隔を保ちながら右肩上がりになっていること
③10MAの安値が切り上がっていること
④週足でも4MAと10MAが接近していること
です。
特に、4MAと10MAが一定の間隔を維持して上昇している点は重要です。
短期線である4MAだけが急上昇して10MAとの間隔が大きく広がっているのではなく、4MAと10MAがともに上昇しているため、短期的な上昇の勢いが比較的安定していると考えています。
一方、現在のローソク足は69,000円付近へ到達しています。
ここは8月の高値付近であり、さらに70,000円という心理的にも意識されやすい節目があります。
したがって、現在は、
「上昇トレンドが始まったかを確認する段階」から「前回高値を突破できるか確認する段階」
へ移ったと考えています。
図3でも69,000~70,000円付近から、
そのまま上昇するシナリオ
一度調整したあと再び上昇するシナリオ
を想定しています。

5.来週の日経平均の3つのシナリオ
上昇シナリオ
現在の日足では、
ローソク足が90MAより上
4MAが上向き
10MAも上向き
4MAと10MAが一定の間隔を保ちながら上昇
10MAの安値が切り上がっている
という状態です。
短期的な上昇の勢いは比較的強いと判断しています。
さらに週足でも4MAと10MAが接近しています。
そのため、69,000~70,000円を明確に突破した場合には、上昇が継続する可能性があります。
70,000円を上抜いたあとも、4MAと10MAが一定の間隔を保ちながら上向きを維持できるかが重要です。
この状態が続けば、次の価格帯として72,000円付近が意識されます。
もみ合いシナリオ
一方、69,000~70,000円は前回高値と心理的な節目が重なる価格帯です。
そのため、
69,000~70,000円付近で数日間もみ合う
可能性があります。
この場合、価格だけでなく4MAと10MAの位置関係を確認します。
ローソク足が横ばいになったとしても、4MAと10MAが大きく崩れず、一定の間隔を維持できているかが重要です。
4MAと10MAの上向きが維持されれば、その後再び上方向へ抜ける可能性があります。
下落シナリオ
現在は上昇トレンドですが、一直線に上昇するとは限りません。
69,000~70,000円付近では、前回高値を意識した利益確定売りなどによって、一時的に下落する可能性もあります。
その場合には、
4MAが下向きへ変化するか
4MAと10MAの間隔が急速に縮小するか
10MAまで下向きへ変化するか
を確認します。
一時的に価格が下落したとしても、10MAが上向きを維持し、4MAが再び反転すれば、上昇トレンドの中の調整となる可能性があります。
過去の類似チャートから考察
今回は、現在の日経平均と似た状態について4つの過去チャートを確認しています。
共通しているのは、
下落→4MA反転→ローソク足が90MA付近または90MAより上へ進む
という点です。
ただし、その後の値動きは同じではありません。
これが類似チャートを比較するうえで重要なポイントです。
(1)図4:2017年4月28日前後
図4では、大きく下落したあと4MAが反転し、ローソク足が90MAを上抜いています。
その後は一旦高値付近でもみ合いますが、再び上昇しています。

これは、
「90MA突破→もみ合い→再上昇」
というパターンです。
今回も69,000~70,000円付近でもみ合ったあと、再び上昇するケースの参考になります。
(2)図5:2024年7月1日前後
図5では、ローソク足が中長期移動平均線より上へ進み、短期移動平均線も明確に上向いています。
その後はさらに上昇が続いています。

これは、
「90MA突破→短期線上昇→上昇継続」
というパターンです。
今回の日経平均が70,000円を上抜いた場合には、参考になる値動きです。
(3)図6:1999年10月7日前後
図6では、ローソク足が90MAより上へ進みましたが、以前の高値付近で上昇が止まり、その後下落しています。

これは、
「90MA突破→前回高値へ到達→反落」
というパターンです。
現在の日経平均も69,000~70,000円の前回高値付近へ来ているため、このケースには注意が必要です。
(4)図7:1996年9月17日前後
図7では、ローソク足が反発しながら中長期移動平均線へ向かっています。
その後はもみ合いを挟みながら、90MAを上回るところまで上昇しています。

これは、
「反発→もみ合い→中長期MA突破」
というパターンです。
一直線に上昇するケースだけではなく、一度もみ合ってから上方向へ進むケースとして参考になります。
4つの類似チャートから分かること
今回の4例から重要なことが分かります。
90MAを上回ったからといって、その後必ず上昇するわけではありません。
2017年と2024年はその後も上昇しました。
1999年は前回高値付近から下落しました。
1996年はもみ合いを経て上昇しました。
したがって現在の日経平均でも、
90MAを突破したことだけではなく、69,000~70,000円の前回高値・節目を突破できるか
が次の重要な判断ポイントです。
さらに今回は、4MAと10MAが一定の間隔を保ちながら上向く状態を維持できるかも合わせて確認します。
6.トレード戦略
来週は基本的には、現在の上昇トレンドが継続するかを確認します。
ただし、69,000~70,000円付近は重要な価格帯です。
そのため、
「上昇しているから買う」
という判断だけではなく、
70,000円を上抜く
→4MAと10MAが一定の間隔を維持して上向く
→ローソク足が70,000円より上で推移する
という流れを確認することが重要です。
この状態になれば、72,000円付近を次の価格帯として意識できます。
一方、69,000~70,000円付近で上値を抑えられた場合には、無理に方向を決めず、もみ合いを抜けるまで様子を見ることも選択肢です。
特に初心者の場合は、高値を追いかけるよりも、もみ合いを上抜けたことを確認してから判断するほうが分かりやすいでしょう。
7.まとめ|来週は70,000円突破と4MA・10MAの間隔に注目
2026年9月28日~10月2日の今週の日経相場では、先週まで重要な抵抗帯だった66,000円を上抜け、69,000円付近まで上昇しました。
日足ではローソク足が90MAを上回っています。
さらに、4MAと10MAが一定の間隔を保ちながら、ともに右肩上がりで推移しており、短期的な上昇の勢いは比較的強い状態と判断しています。
週足でも4MAと10MAが接近しており、中期的にも上昇方向への変化が見え始めています。 261002今週の日経相場
一方、現在は8月の高値付近である69,000円、さらに70,000円という節目へ近づいています。
そのため来週は、
①69,000~70,000円を突破できるか
②4MAと10MAが一定の間隔を保ちながら上昇を続けるか
③10MAの安値切り上がりが継続するか
④週足4MAと10MAの位置関係がさらに改善するか
の4点を確認します。
70,000円を突破し、4MAと10MAが現在の状態を維持できれば、72,000円付近への上昇が意識されます。
一方、69,000~70,000円付近で上値を抑えられ、4MAと10MAの間隔が急速に縮まり始める場合には、短期的な上昇の勢いが弱くなった可能性に注意します。
図の説明
図1
「2026年10月2日時点の今週の日経相場、日経225の月足・週足・日足チャート」
図2
「2026年10月2日時点の今週の日経相場の日足・週足移動平均線、4MAと10MAの上昇および週足での接近」
図3
「今週の日経相場(2026年10月2日以降)の日経225、69,000円・70,000円付近からの上昇と調整シナリオ」
図4
「今週の日経相場の類似チャート:2017年4月28日の日経225類似チャート、90MA突破後にもみ合いから上昇した例」
図5
「今週の日経相場の類似チャート:2024年7月1日の日経225類似チャート、90MA上で短期移動平均線が上向き上昇した例」
図6
「今週の日経相場の類似チャート:1999年10月7日の日経225類似チャート、90MA突破後に前回高値付近から下落した例」
図7
「今週の日経相場の類似チャート:1996年9月17日の日経225類似チャート、反発ともみ合い後に90MA付近まで上昇した例」
最後に|相場分析では予想だけでなく検証が重要です
相場分析では、知識を身につけるだけではなく、実際の過去チャートを使って繰り返し検証することが重要です。
今回取り上げた2017年、2024年、1999年、1996年のチャートを見ても、似た形からその後の値動きは一つではありません。
重要なのは、
「90MAを超えたから必ず上がる」
と覚えることではなく、
「90MAを超えたあと、前回高値を突破したのか、それとも押し戻されたのか」
まで確認することです。
さらに、4MAと10MAについても、
「一定の間隔を保ちながら右肩上がりを継続できているか」
を確認することで、短期的な上昇の勢いを判断する材料になります。
過去のさまざまなパターンを繰り返し練習することで、ローソク足や移動平均線の小さな変化を見逃さず、根拠を持って売買判断する力を高めることにつながります。
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