今週の日経相場(2026年9月24日~9月25日)の考察

今週はシルバーウィークの影響で、9月24日(木)と25日(金)の2営業日だけとなりました。

今週の日経相場のチャートを分析する際には、短期的な日足だけを見るのではなく、月足→週足→日足の順番で確認することが重要です。

まず月足で長期的な流れを確認し、次に週足で中期トレンド、最後に日足で現在の値動きと短期的な方向を判断します。

2026年9月25日時点の日経平均では、30MA(青)、60MA(紫)、90MA(橙)が66,000円付近に集中しています。

一方、下からは4MA(赤)と10MA(緑)が上昇してきています。

したがって現在は、

「短期的な反発が、中長期の移動平均線が集まる66,000円付近を突破できるか」

が最大の注目点です。

9月25日の終値は66,340円となり、66,000円を上回って週を終えました。

ただし、1日上回っただけで完全に上昇トレンドへ移行したと判断するのはまだ早く、来週の値動きを確認する必要があります。

初心者向け|今週の日経相場を簡単に説明すると

今週の日経相場は、66,000円という重要な価格帯をめぐる攻防になりました。

なぜ66,000円が重要なのでしょうか。

現在、30MA・60MA・90MAという複数の移動平均線が、この66,000円付近に集まっているからです。

移動平均線が集まっている場所では、買いたい人と売りたい人の判断が分かれやすく、相場の方向が定まりにくくなることがあります。

一方、短期の動きを示す4MAと10MAは上向きになり始めています。

つまり現在は、

「下落から反発してきた日経平均が、66,000円の壁を越えてさらに上昇できるかどうか」

を確認している段階です。

来週、66,000円より上で推移できれば上昇が続く可能性があります。

逆に66,000円を維持できず再び下回れば、65,000円や64,000円方向へ戻る可能性もあります。

初心者の方は、将来を一つに決めつけるのではなく、66,000円より上にいるのか、下にいるのかを確認するだけでも相場の方向をつかみやすくなります。


先週のシナリオに対する評価

先週の考察では、30MA・60MA・90MAが66,000円付近に集中していることから、

「66,000円を上抜けできるかどうか」

を重要なポイントとしていました。

実際、シルバーウィーク明けの9月24日は一時66,000円付近まで上昇したものの、終値では65,000円台となりました。

翌25日には再び上昇し、終値66,340円で取引を終えました。

この2日間は、まさに66,000円をめぐる攻防だったと考えています。

したがって、先週想定した「66,000円付近が重要な分岐点になる」というシナリオについては、実際の値動きとおおむね一致したと評価します。

ただし、66,000円を完全に突破したと判断するには、来週もこの水準を維持できるかを確認する必要があります。


目次

1.今週の日経相場の長期トレンド(月足)
2.今週の日経相場の中期トレンド(週足)
3.今週の日経相場の短期トレンド(日足)
4.今週の日経相場ポイント
5.来週のシナリオ
6.トレード戦略
7.まとめ

図1は、2026年9月25日時点の日経225の月足・週足・日足チャートです。

 2026年9月25日時点の今週の日経相場の月足・週足・日足チャート。月足から長期トレンド、週足から中期トレンド、日足から66,000円付近の攻防を確認します。

以下、月足→週足→日足の順番で分析します。

1.今週の日経相場の長期トレンド(月足)

月足では、直近の最安値から長期間上昇したあと、一度陰線となって4MA(赤)を割りました。

その後は再び陽線が続きましたが、直近では上昇の勢いが鈍化しています。

4MAはこれまでの強い上昇から勢いを落としています。

一方、10MA(緑)、30MA(青)、60MA(紫)などの中長期移動平均線は、依然として長期的な上昇傾向を維持しています。

したがって月足では、

「長期的な上昇トレンドの中で調整が続いている状態」

と考えています。

短期的には反発していますが、長期間上昇したあとの局面であるため、直近の反発だけを見て強い上昇相場へ戻ったと判断するのはまだ早いと考えます。

2.今週の日経相場の中期トレンド(週足)

週足では、4週間の下落後に陽線が続き、反発の動きが見え始めています。

4MA(赤)はこれまで下向きでしたが、下落の勢いが弱まり、下げ止まりつつあります。

さらにローソク足は4MAより上側へ戻ってきています。

10MA(緑)についても、これまでの下向きから横ばい~やや上向きへ変化し始めています。

したがって週足では、

「中期的な下落局面から、反発局面へ移行し始めている」

可能性があります。

一方で、まだ明確な上昇トレンドへ転換したと判断できる段階ではありません。

来週、陽線が続き、4MAと10MAの上向きがより明確になれば、さらに上値を試す可能性があります。

逆に陰線となり、66,000円付近で押し戻される場合には、再びもみ合いへ入る可能性があります。

3.今週の日経相場の短期トレンド(日足)

今週は9月24日と25日の2営業日だけでしたが、両日とも66,000円付近が重要な価格帯となりました。

この66,000円付近には、

30MA(青)・60MA(紫)・90MA(橙)

という3本の中長期移動平均線が集中しています。

また、8月中旬から下旬にかけても、この価格帯ではもみ合いが続いています。

したがって66,000円付近は、過去の値動きから見ても売りと買いが拮抗しやすい価格帯と考えています。

図2は、ローソク足を除き、移動平均線だけを表示したチャートです。

2026年9月25日時点の今週の日経相場の日足移動平均線。4MA・10MAの上昇と、30MA・60MA・90MAが66,000円付近に集中していることを確認します。

現在の移動平均線を整理すると次のようになります。

移動平均線9月25日時点の傾向判断
4MA(赤)下向きから上昇へ転換短期反発が継続
10MA(緑)上向き始め短期的な改善
30MA(青)やや下向き中期的にはまだ弱い
60MA(紫)緩やかな下向き上値抵抗となる可能性
90MA(橙)やや上向き長期的な下支え

重要なのは、

4MA・10MAが下から上昇し、30MA・60MA・90MAが集中する66,000円付近へ接近していること

です。

つまり今後、

短期線が中長期線と合流してもみ合うのか、それとも一気に上抜けるのか

が重要なポイントになります。

4.今週の日経相場ポイント

今週最大のポイントは、66,000円をめぐる攻防です。

9月24日は一時66,000円付近まで上昇したものの、終値では65,000円台へ戻りました。

しかし25日には再び上昇し、66,340円で取引を終えました。

つまり現在は、

「66,000円を突破したかどうかを確認している段階」

と考えるのが適切です。

図3でも、66,000円付近から複数の方向へ進む可能性が示されています。

今週の日経相場をもとに2026年9月25日以降の日経225の想定シナリオ。66,000円付近から上昇、もみ合い、再下落の可能性を示しています。

そのため、来週は66,000円より上で推移できるかが非常に重要です。

66,000円を維持できれば、次は68,000~69,000円方向への上昇が意識されます。

逆に66,000円を維持できなければ、65,000円、さらに64,000~63,000円方向へ戻る可能性もあります。

5.来週の日経平均の3つのシナリオ

今週の日経相場をもとに来週の日経平均相場のシナリオを考えてみます。

上昇シナリオ

現在、4MA(赤)は上向きへ転換し、10MA(緑)も上昇し始めています。

さらに9月25日は66,340円で終了しており、66,000円をわずかながら上回っています。

このため、来週も66,000円より上を維持できれば、上昇が続く可能性があります。

ただし、30MA・60MA・90MAが近い位置に集中しているため、すぐに大きく上昇するとは限りません。

まずは66,000円付近でもみ合い、その後上方向へ抜ける展開を想定します。

上抜けが明確になれば、68,000~69,000円付近が次の注目価格帯になります。

もみ合いシナリオ

66,000円付近は、今回だけでなく約1カ月前にももみ合いとなった価格帯です。

また、現在は複数の移動平均線が非常に近い位置に集まっています。

このような局面では、市場参加者の方向感がそろわず、一定期間横ばいになる場合があります。

そのため、

65,000~66,500円程度の範囲でもみ合う

可能性も考えておく必要があります。

この場合は4MAと10MAが上向きを維持できるか、それとも再び横ばい・下向きへ変化するかを確認します。

下落シナリオ

下落シナリオも無視できません。

現在60MA(紫)は緩やかな下向きで、90MA(橙)との位置関係も変化しています。

図2でも、中長期の移動平均線にはまだ完全な上昇配列ができていません。

したがって、66,000円付近で上値を抑えられた場合には、再び下方向へ向かう可能性があります。

その場合はまず65,000円、次に64,000円付近が注目されます。

さらに下落が強まる場合には、前回下げ止まった63,000円付近を再び試す可能性があります。


過去の類似チャートから考察

今回の類似チャートの共通点は、

4MAが下落したあと反転し、ローソク足とともに中長期移動平均線へ接近している

ことです。

現在の日経平均も同じように、4MAと10MAが上昇し、66,000円付近の中長期移動平均線へ接近しています。

図4:2014年5月27日前後

2014年5月27日の例では、4MAが反転したあと、ローソク足も上昇しています。

その後は短期間のもみ合いを経ながら、中長期移動平均線を上抜き、上昇が続きました。

2014年5月27日を基準日とした類似チャート。下落後に反転し、中長期移動平均線付近から上昇した例です。

これは、

「反発→もみ合い→上抜け→上昇」

のパターンとして参考になります。

今回も66,000円付近でもみ合ったあと、上方向へ抜ける可能性を考える材料になります。

図5:2023年10月13日前後

2023年10月13日の例では、下落後に一度反発しています。

しかし、中長期移動平均線付近で上値を抑えられ、その後再び下落しています。

2023年10月13日を基準日とした類似チャート。反発後、中長期移動平均線付近で上値を抑えられ再下落した例です。

これは、

「反発→中長期MAで上値を抑えられる→再下落」

というパターンです。

今回の66,000円付近でも同じように中長期移動平均線が集中しているため、上抜けできない場合には注意が必要です。

図6:1999年9月30日前後

1999年9月30日の例では、下落後に4MAが反転し、その後ローソク足が複数の移動平均線を上抜けています。

その後は数日間にわたって上昇が続いています。

1999年9月30日を基準日とした類似チャート。下落後に反転し、中長期移動平均線を上抜いて上昇した例です。

この例は、

「反発→中長期MA突破→上昇加速」

のパターンです。

今回も66,000円付近を明確に上抜くことができれば、このような展開になる可能性があります。

3つの類似チャートから分かること

今回の3例を見ると、4MAが反転したあとでも、その後の値動きは同じではありません。

2014年はもみ合い後に上昇しました。

2023年は反発後に再下落しました。

1999年は中長期移動平均線を突破して上昇が続きました。

つまり、4MAが上向いたことだけでは、その後の方向は決まりません。

現在の日経平均にとって最も重要なのは、

66,000円付近に集中する30MA・60MA・90MAを突破できるかどうか

です。

ここが、今回の記事で最も重要な判断ポイントです。

6.トレード戦略

来週は66,000円付近で方向感を探る展開になる可能性があります。

そのため、日経平均については、66,000円付近を明確に上抜けるのか、それとも下へ戻るのかを確認してから判断する方法があります。

順張りの場合には、4MAと10MAの上向きだけではなく、ローソク足が30MA・60MA・90MAより上側で推移できるかを確認します。

66,000円を突破して上昇が続けば、68,000~69,000円付近も意識されます。

一方、66,000円付近で上値を抑えられた場合には、無理に方向を決めず、もみ合いが終了するまで待つことも一つの選択肢です。

個別銘柄については日経平均と異なる動きをすることもあるため、それぞれのチャートを確認する必要があります。

7.まとめ|来週は66,000円を維持できるかが最大のポイント

2026年9月24日~25日の今週の日経相場は、66,000円付近の攻防となりました。

9月25日は66,340円で取引を終え、66,000円を上回っています。

短期的には4MAが上向き、10MAも上昇し始めているため、反発の流れは続いています。

一方、30MA・60MA・90MAは66,000円付近に集中しており、中長期的にはまだ方向感が定まっていません。 260925260925今週の日経相場

来週は、66,000円を上回った状態を維持できるかが最大のポイントです。

上回れば68,000~69,000円方向への上昇が意識されます。

一方、66,000円を維持できなければ、65,000円、64,000円方向へ戻る可能性があります。

したがって来週は、

「上昇するかどうか」を予想するより、「66,000円を明確に突破・維持できるか」を確認する週

になると考えています。

図の説明

図1: 2026年9月25日時点の日経225の月足・週足・日足チャート。月足から長期トレンド、週足から中期トレンド、日足から66,000円付近の攻防を確認します。

図2: 2026年9月25日時点の日経225の日足移動平均線。4MA・10MAの上昇と、30MA・60MA・90MAが66,000円付近に集中していることを確認します。

図3: 2026年9月25日以降の日経225の想定シナリオ。66,000円付近から上昇、もみ合い、再下落の可能性を示しています。

図4: 2014年5月27日を基準日とした類似チャート。下落後に反転し、中長期移動平均線付近から上昇した例です。

図5: 2023年10月13日を基準日とした類似チャート。反発後、中長期移動平均線付近で上値を抑えられ再下落した例です。

図6: 1999年9月30日を基準日とした類似チャート。下落後に反転し、中長期移動平均線を上抜いて上昇した例です。

最後に|予想より「複数シナリオを検証する」ことが重要です

相場分析では、知識だけではなく、実際の過去チャートを使って繰り返し検証することが重要です。

今回取り上げた2014年、2023年、1999年のチャートを見ても、4MAが反転したあとの値動きはそれぞれ異なっています。

したがって、

「4MAが上向いたから必ず上昇する」

と考えるのではなく、

「中長期移動平均線を突破できたか」「突破できず押し戻されたか」

まで確認することが重要です。

過去のさまざまな相場パターンを練習することで、一瞬の変化を見逃さず、根拠を持って売買判断する力を身につけることにつながります。

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